鳥取大学附属中学校

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第70回卒業証書授与式を行いました。

2018.03.12

 3月9日(金)、多数のご来賓の皆様並びに保護者の皆様のご臨席のもと、鳥取大学附属中学校第70回卒業証書授与式を厳粛に行いました。138名の卒業生は、緊張の中にも堂々とした態度で式に臨み、一人一人がはつらつとした返事をして卒業証書を受け取りました。
 以下に、鶴崎校長の式辞を抜粋して紹介します。
「三年前の入学式で私は三つのお願いをしました。一つは,自分の得意なこと,好きなことを大いに伸ばしてほしいということ,二つ目は人,とくに友達との関わりを大切にしてほしいということ,そして,三つ目は,おおいに読書をして,想像力を養ってほしいということでした。これから進む高校でもこの三つは是非心がけてほしいというのが私からのお願いです。一つ付け加えるならば,これからは自分の行動に対して,責任というものがいっそう強く求められます。自分の人生に責任をもつのは自分であるということを自覚しながら高校生活を有意義に過ごして下さい。
つい先日,映画のアカデミー賞でメイクアップ・ヘアスタイリング賞というのを日本人としてはじめて辻一弘さんという方が受賞しました。高校卒業後、特殊メイクをやる日本の会社に入りほとんど独学で技術を磨き,二七才で渡米したそうです。一八や二十にもなったら自分の人生には自分が責任をもたないといけない。自分が進みたい道がそれだったので,迷いはなかったと話されていたのがとても印象的でした。十八才で人生に責任を持てといわれたらしんどいかもしれませんが,みなさんは少なくとも三年後にはまた進路選択を迫られます。その際,おそらくみなさんの多くは大学へ進まれると思いますが、大学や学部は偏差値で選ぶところではありません。自分が何をやりたいという目標が先にあって、その目標に近づくのに適した大学や学部を選ぶということであるべきです。これから過ごす高校での三年間では,自分の進むべき道を早めに自分でしっかりと見つけてください。目標が定まれば頑張れます。」
 4月からはそれぞれの道を歩んでいくことになる卒業生、一人一人の未来が輝かしいものになることを祈念いたします。

    

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